不妊治療⑤
不妊治療のため休職中であるが暇を持て余している私。
現在は手術するかもしれないので、
それに備えて生理を遅らせる薬を服用中。
そして待ちに待った子宮鏡検査。
お腹の中を管のようなものがグニグニ動き回るのが気持ち悪い。
結果は手術確定。
まぁ、そうでしょう。と納得の結果。
その後、手術の説明があったり、血液検査、レントゲン、心電図と検査が入り、
気づいたら病院に半日いた。
血液検査で7本も血抜かれたし、しかも両腕からだし、さすがに半日は疲れた。
仕事を半日で切り上げて半休使って付き添ってくれた旦那、ありがとう。
次の通院は手術直前。
このご時世の都合でPCR検査を受けに来てくださいだそうです。
そして手術入院が待っている。
輪っかがついた子宮鏡でポリープ引っかけて焼ききるとか。
麻酔は下半身だけで背中に注射だそうです。
2泊3日だけだけど、入院なんてほとんどしたことないからドキドキ。
ちなみに入院を控えているので8月中はコロナワクチン打てないことになっていて、券はあるのに申し込めない状況。
そんな悲しみにくれている間に追加分のワクチンの予約もいっぱいになったみたいで受付終了。
来月には復活するのかなぁ。ワクチン。
来月には不妊治療再開するから早く打っておきたいんだけどな。
不妊治療④
暇をもて余してようやく子宮内膜ポリープのための受診。
てっきりもう手術の日程を決めるかと思えば、どうやらもう一度検査をするらしい。
前のはエコーだったので、今回は子宮鏡で実際にあるのかどうかを確認してから手術するかを決めるそうだ。
そしてその検査も次の生理が来て、終わってからということなので、また月末まで待機。
そこで検査してポリープがあれば8月中旬に手術。という予定。
1つの検査をする度に生理周期を待たなければならないのでホントに何も進まない。
病気の治療に関しては大きな病院だから予約が混み合っている。
不妊の方は病院が少ないから予約が混み合っている。
1年休職申請したけれど、これでは全然足りないかもしれない。
足踏みばかりという実績ともて余す暇に虚しくなる。
不妊治療③
さて。
子宮内膜が厚すぎる件で、検査しました。
ほんと機械入れるの痛くて苦手。
しかも今回結構グリグリされて今までより痛かった。
で、液体いれてエコー。
結果、子宮内膜ポリープ多数。
これがあると体外受精で卵を戻しても着床しにくいから先に切除の必要がある。
そしてその手術はこの病院では出来ないので前の病院に逆紹介してもらう。
麻酔かける手術なので入院になるそうだ。
たぶん2、3日で退院するやつ。
それで完治したらいつでも体外受精いつでも始められます。とのこと。
でも手術前の診察で取れたの予約がとれたのは一番早くて7月。
また待機の時間が出来てしまう。
己の体のポンコツぶりと、なかなかスタートラインに立てないもどかしさにため息が出る。
仕事してないのに不妊治療に何も成果を出してないことにダメだなぁと思ってしまうのは、仕事人間故だろうか。
結果を出さないと気が済まない。
でもこれがよろしくない考え方だともわかっている。
自分を責めても何も変わらない。
何も始まらない。
悪循環に突入するだけ。
たとえゴールが見えなくたって、スタートラインすら遠くたって、1歩ずつ進むしか道はないのだから。
今は1歩足を前に出せたことを褒めてやり過ごすんだ。
不妊治療②
新しい不妊治療専門の病院へ初通院。
旦那同伴。
ちゃんと話を聞いておきたいからと自らついてきてくれた。えらい。
新しい病院の先生は淡々としているが分かりやすく説明してくれるし、
今の状態から必要な検査と結果による行程の違いを示したくれた。
おかげであまり悩むことなく決められた。
私の場合元々選択肢があんまりないんだけども。
今日は体外受精がどういうものか、
状態別の行程パターンと、
今後の方針を決めるためのエコー検査で終わった。
ちなみに検査結果より子宮の内膜が厚すぎるとのこと。
内膜が厚すぎるのはポリープがあるかもしれないとのこと。
ただし、今、サイクル的に生理前だからもともと厚くはなる時期で、
生理後の内膜が厚くなるはずがないときにもう一度正確な内視鏡検査をして、
ポリープがあれば切除。
それから体外受精の採卵を始めた方がいいとのこと。
ポリープがあると着床しにくいそうだ。
そんなわけで、次回は生理後の6月末。
とことんポンコツだなぁ自分の体は…と苦笑いする以外は苦痛もなにもない、
むしろ分かりやすく説明してくれたので、診察前までの不安は晴れた1日目。
不妊治療を始める
なんとなく人生の1つの経験として綴っておこうと思い立ったので、これから向き合う不妊治療についてしばらく書いていこうかと思う。
先日のアッキーナのニュースを見て、
悲しい気持ちと不安な気持ちでいっぱいだし、
これから辛いこともたくさんあると思う。
それでもチャレンジせずには諦められないから。
私の人生のワンシーンをここに記録する。
今回は不妊治療に至るまでのざっくりした流れと仕事と不妊治療について感じたこと。
2年くらい前、子宮がん検診で卵巣に異常が発覚。
精密検査を受けに行く。
チョコレート嚢胞。
そんなには大きくないので経過観察で半年に1回の定期検診に通う。
妊娠を望むなら先にこどもを作るように言われる。
妊活開始。
そしてコロナが広がる。
妊活をしばらく様子見で休む。
待ってても全然収拾つかなそうだし、
私ももう35歳。
高齢出産という歳に突入してしまったので恐る恐る再開。
全然出来ない。
不妊の検査を受け始める。
と同時に不妊治療を始めようと決意。
仕事がシフト制でしかも人が足りないから仕事の都合で自分の休みが決まるし変更も多々。
こんな生活ではとても不妊治療のスケジュールが立たないし通院も出来ない。
仕事を辞める決意。
とりあえず休職にしなよと引き留められる。
1年休職にした。
有給はあるけど保険の支払いで帳消し。
実質給料なし生活。
仕方ない。
そうでもしないと不妊治療が進まない。
手当てはない。
高度な不妊治療には組合から手当が出るらしいし、
自治体からも補助が出るようになっただけマシか。
と思うしかない。
上司に無理をいって何度か通った検査の結果はあまりよろしくない。
受けたのはエコーと血液検査と卵管造影。
卵管造影は痛い検査ですと予め言われていたが、
本当に痛かった。結果を知って納得したけども。
ホルモンの出過ぎ(卵巣の機能が弱ってるかもしれないらしい)と卵管が通っていないそうだ。
卵管が通っていない、もしくは通りづらくなっていると卵が子宮に行けないから自然妊娠は望めない。
つまりタイミング法などの一般の不妊治療(保険適用内)では不可能。
体外受精が確定した。
元々卵巣の件で通っていた大きい病院だが、不妊治療専門ではないためここでは一般の治療までしかやっていない。
そのため新たに病院を探すことになった。
この土地に来て2年弱不妊治療に詳しい知り合いなんていない。
通ってた病院で紹介してもらって紹介状も書いてもらった。
帰ってから近くにどんな病院があるのが探してみたけど、通える範囲ではほとんど見つからなかった。
大都会に出ないと不妊治療専門の病院がほとんどないという事実。
難しい技術なんだなという感嘆と気軽には通えない世の中への絶望を感じた。
働きながら通おうとする人だっているのにこれじゃあ大変だ。
少子化を止めるなら補助ももちろんだけどこういうところも増やさないとダメなんだろうなと思う。
会社の上司には通院のないスケジュールの空いたところだけでもいいからシフト入れないかと言われたし、
常識のない部下にはこの仕事の状況から抜けられるからいいじゃないかと言われ、
全くこれだから男どもは理解してくれないよなと腸も煮えくり返ったが。
確かに仕事を休むことで迷惑をかけるが、
不妊治療は仕事を辞める覚悟で決めたことだし、
身体的にもメンタル的にもこれから苦しむであろうと戦場に挑む気持ちだ。
人間らしい生活をすること。
ご飯をちゃんと食べること、
睡眠を十分とること、
太陽を浴びること。
そうやって妊娠に向けてからだ作りをしなければならないのに。
暇人扱いされるのは悲しい。
人間らしい生活が出来ないほど働いてるのも問題だけどそれは今回置いておくとして。
ただでさえこれから新たな体調不良やストレスと戦って行かなければならないのに。
そんな目で見るなら本当に会社を辞めさせてくれ。
と言いたくなった。
言わなかったけど、シフトに入ることはお断りした。
ただ病院に通えばこどもが出来るとかそんな簡単な話ではないのですよ。
やっぱり自分の身が犠牲になる女性とは違って、
この気持ちは分からないんだろうなぁと遠い目をするしかない。
とはいえ理解ある男性ももちろんいるからね。
奥さんの妊娠で苦労した人とか。
そういう人の言葉はやっぱり違う。
全ての人に理解してもらうのは無理だとしても、
今後そういう気持ちになるひとが少しでも減ればいいのにと思うので、
私は不妊治療を隠さなかった。
私の体がポンコツなのは事実だが、それを恥ずかしいとは思わないし、悪いことをしているとは思わない。
そりゃあ周りに迷惑はかかるし旦那にも負担がいくから申し訳ない気持ちはあるけど。
今回のことで不妊治療するんですって職場のお姉さま方に話したら私も実は苦労したんだよって人が結構いて。
身近にそういう大変な人がいるんだよってことをもっといろんな人が知ったらいいと思うんだ。
それが当たり前であるということ。
私はワガママを言って1年休みをもらったけど、
世の中には休みを言い出しづらい中、有給を申請してこっそり通院してる人もたくさんいるのでしょう。
休みたいときに休めない世の中は不妊治療の世界にも大きく影響してる。
命を削って命を授かる。
それがどれだけ生き物として当たり前であり、どれだけ難しいことなのか。
今、身をもって対峙しているところだ。
産休育休について取り組む会社も増えている世の中ではあるが、
その前で躓いている人にも手を差し伸べられる世の中になってほしい。
男だから、女だからとあまり区別するのは好きではない私だが。
こればっかりは体の作りが違うので自分ではどうしようもない。
だからお互いに理解しようと歩み寄り、
お互いが出来ることに協力していけば、
苦しみや不満だけじゃない、
少しだけ優しい世界になる。
さあ、明日はいよいよ不妊治療専門の病院へ。
通える距離で選んだところだけども、正直不安でいっぱい。
遺跡発掘師は笑わないシリーズ
アニメが好きだ。
マンガが好きだ。
小説が好きだ。
普段はなかなか時間が取れなかったり
体力がなかったりして
ごはん食べながらアニメを見るくらいしかできないのだが
マンガはマンガで表現の仕方が違って面白いし
小説は没入感が凄まじい。
電車移動には小説がよく進む。
大学生の頃は父から借りた推理小説をよく読んだものだ。
近年は電車移動することがあまりない生活なので読む機会はかなり減ってしまったが
唐突に活字読みたい欲が沸いてくることがある。
最近になってやっと家で読み始めたのが
以前から読んでいたものの忙しくて遠退いてしまっていた遺跡発掘師は笑わないシリーズ。
歴史は苦手だし遺跡自体にも興味はなかったけど
読んでみると私の知らない世界が広がっていて面白い。
小説は文字を読んでいても映像が浮かぶ。
本の情報をもとに自分なりの主人公や自分なりの空間を作り上げていく。
そしてそれが当たり前のように動く。
アニメやドラマみたいに与えられたものをそのまま受け入れるのももちろん楽しめるが
小説は小説で個々に楽しむ
まさに趣味と呼べる私にとって大切な時間である。